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富嶽三十六景「相州 仲原」

■「そうしゅうなかはら」

 

 

現在の神奈川県 平塚市 中原区

 

この辺りは、「風景良し、富士見える」と言われたそうで

江戸時代初期 中原御殿(なかはらごてん)と言う徳川将軍家の

御殿(別荘)がありました。

 

 

  富士の手前に描かれた山は大山で、神仏習合であった大山詣り

当時の江戸庶民の人気を集めたそうです。

 (江戸時代では、庶民が旅をすることは各藩の法律によって禁止されていましたが

 藩を超えての湯治やお伊勢参り等は、これらの名目で届けを出せば認めざるを得なかった。)

 

 

    大山寺の本尊である不動明王の石仏が沿道に祀られるています。

 

 地元の人々に加えて、大山詣りの人々を細かいところまで描かれています。

 お馴染みの三つ巴(みぎみつどもえ)の紋を背負った人もいます。

 

     富士は、相模平野側の裾野までよく見えています。

 

 

 

:出 典

    画 像   著作権フリー絵画   葛飾北斎

    地 図   Google Map  「神奈川県 平塚市 中原区」

    リンク   Wikipedia  「大山詣り(落語)」  

    リンク   Wikipedia  「大山阿夫利神社」  

    動 画   Youtube   日本遺産 タイムスリップ!大山詣り(夏版)

 

 

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