■「そうしゅうなかはら」
現在の神奈川県 平塚市 中原区
この辺りは、「風景良し、富士見える」と言われたそうで
江戸時代初期 中原御殿(なかはらごてん)と言う徳川将軍家の
御殿(別荘)がありました。
富士の手前に描かれた山は大山で、神仏習合であった大山詣りは
当時の江戸庶民の人気を集めたそうです。
(江戸時代では、庶民が旅をすることは各藩の法律によって禁止されていましたが
藩を超えての湯治やお伊勢参り等は、これらの名目で届けを出せば認めざるを得なかった。)
大山寺の本尊である不動明王の石仏が沿道に祀られるています。
地元の人々に加えて、大山詣りの人々を細かいところまで描かれています。
お馴染みの右三つ巴(みぎみつどもえ)の紋を背負った人もいます。
富士は、相模平野側の裾野までよく見えています。
:出 典
画 像 著作権フリー絵画 葛飾北斎
地 図 Google Map 「神奈川県 平塚市 中原区」
リンク Wikipedia 「大山詣り(落語)」
リンク Wikipedia 「大山阿夫利神社」
動 画 Youtube 日本遺産 タイムスリップ!大山詣り(夏版)